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「1年後には、毎月10名の成約者を出したい」古荘智圭(株式会社Gift)【後編】〜キャリプロ 人材紹介独立インタビュー

キャリプ人材紹介独立インタビュー

一見して感じる、タダモノでなさ。他のエージェントと一線を画す人脈の豊富さ、2019年8月に許認可を取得して早々5名の成約を決めた実力……元サントリーのエリート営業マンから人材業界へ転身した古荘智圭(ふるしょう・ともよし)さんは、その経歴にたがわぬ見事なスタートダッシュを実現しています。
 
後編では、そんな古荘さんが経験したサントリー時代の苦境、人材業界業以外のビジネスなどについて伺っています。

 

上司に直談判して、開拓部隊に配置換え


――今までの仕事人生で、「うまく行かないな」という瞬間はありましたか? 

 

古荘 ありました。サントリー時代、酒販店さんの担当をしていた頃のことです。

活動の幅というか色々縛りが多くて(笑)。

例えば酒販店さんの先に取引している飲食店が100店舗あるとしたら、その100店舗以外には基本営業に行けないんですよ。実績を上げるためには、担当飲食店の自社製品取り扱いシェアを高めること、新店舗案件を獲得する等をしていました。それはそれで楽しかったんですけどね(笑)。


――はぁー。
 
古荘 自由度があまりなく結構もどかしくて。最初の2年くらいそんな感じで、意を決して上司に「ポジションを変えてください、そのかわりメチャクチャ獲ってくるので」って言って、開拓部隊に配置換えしてもらったんです。そこから、パーンと行きました。
 
――おぉ。
 
古荘 そのあと異動発表があって、お台場(サントリー本社)勤務になったんですね。今までとは全く違ったミッションで最初の1年はメチャクチャ苦労しました。

酒類売上予算を達成するために年間営業活動プラン、戦略を考える部署にいました。年間活動プランを立案した上で、例えば「北海道支社が売り上げ厳しい、3ヶ月後はこういう施策で行きましょう」と提案したり。商談相手が、支社長、マネージャー、営業マンなど社内の人間になるんです。彼らを押して、売り上げを上げていくスタイルに変わりました。そこで戦略の立て方とかマネジメントを勉強しましたね。

――なるほど。困難な状況に置かれてもその都度打ち破っておられますね。悶々としているよりは、「打ち破るための方策はこれだろう」と仮設を立てて実行に動いている印象があります。
 
古荘 そうですね、悩んでいても意味はないので。

 

世の中を変えるような取り組みをしたいと本気で想っています。

キャリプ人材紹介独立インタビュー

 

――古荘さんは、人材紹介以外にもビジネスをやられていると伺っています。

 

古荘 前職を辞めた後に、2つの店舗を知り合いから買って今取り組んでいるのと、それとは別に、人材関連でもう一つ柱があります。

私が今注力しているのは、人材が不足している企業の採用サポート事業で、従来の採用手法だけに依存しない、オウンドメディアリクルーティングに正社員領域で取り組むことです。おそらく、非ベンチャー企業の正社員領域の求人にここまで本気で注力しているのは、初だと感じています。

過去には、オウンド型ではバイトなどの非正規社員でなければ、採用が難しいと言われていました。しかし、弊社のノウハウとHRTech企業、株式会社トリプルスリーとタッグを組み、IndeedやGoogleしごと検索、求人ボックスなどをフル活用することで、新卒と中途社員採用をオウンドメディアで多数獲得することに成功しています。

直近の事例を挙げると、ある外食企業様で、支援開始初月から160人近い正社員応募数を集める結果を創出でき、オウンドメディアリクルーティングの可能性の大きさを強く感じました。このメソッドで親和性が高い業界は、外食産業を中心に介護、ドライバー、ホテル、警備会社など多岐にわたり、雇用形態もトップタレント社員を除いた一般社員〜ミドルタレント社員までと幅広いです。

採用難時代に求人採用費用をできる限り抑えながら、多数の求職者をオウンドメディアで獲得し、採用率も上げていくノウハウを提供できるのは、社会貢献性と将来性が極めて高いと感じており、サービス提供しながら楽しんでおります。現在全国へ絶賛拡売中です。

人材不足で困っている企業の役に立ち、採用コストを最大限浮かせ、本来の事業へ本投資していただきながら日本全体の事業力回復に貢献したい。そして世の中を変えるような取り組みをしたいと本気で想っています。
 
 
――多才ですね……。
 

この2つの柱は本質は変わらないですが、ビジネスのやり方も違います。おそらく2、3年後に不景気になって倒れていく企業が出てくると思うので、それまでにキャッシュを貯めて底値で別業界の事業を買っていくイメージです。

 

安定して、毎月5名は成約を出したいなと思っています。

キャリプ人材紹介独立インタビュー


――他に考えてる事業は?

 

勿論、人材事業を徹底的にやります。まだ未確定ではありますが将来もし飲食店をやることがあれば、全てサントリー製品を取り扱って、古巣に少しでも恩返ししたいと考えていますね。

話は戻りますが、転職支援は安定して毎月5人は成約を出したいなと思っています。1年後には毎月10人。みんな「無理っしょ」って感じだと思うんですけど、やりきります。

ハードルは高いですけどね。中小ではあんまり聞かないですよね、媒体に広告費をかけずにひとりで1カ月に10人って。

 

――聞かないですね。

 

古荘 一回だけお会いした事があるんですよ、1カ月で10人の成約を1人で出している人に。始めて1年半くらいで、「確かにこの人、めちゃくちゃ優秀だな」と思う人がいます。

話をしていると自分の実績が恥ずかしくなってきたので、まずはその人をベンチマークして走ろうかな、と。ちょっと、職種は全然違うんですけど。

 

――古荘さんは、それほどの人脈をお持ちなので、ツイッターでブランディングするのも向いていると思います。実際、ツイッター経由で集客する人はいますよ。

 

古荘 おー。これから先生って呼んでいいですか?

 

――(笑)求職者側として言うと、エージェントから案件紹介される「前」の段階がほしいんですよね。キャリアや転職のノウハウとか。求職者はツイッターで情報収集していることも多いんです。

 

古荘 実は、恥ずかしながらツイッター自体をやっていないんですよ(注:インタビュー時点)。 

 

――うまくいっている人がツイッターやるとさらにブーストかかりますね、間違いなく。古荘さんの場合はキャリアだけじゃなくビジネスのアドバイスもできるので、強いと思います。

 

古荘 ありがとうございます。貴重な話を聞けて。いいですね、まだまだ話しましょう。まだアイスブレイクですから、これから本編ですよね? 

 

――(笑)。

 

新規参入が増えても、負ける気は全然しないです。

キャリプ人材紹介独立インタビュー

 
――締めとなります、独立検討中の方へメッセージをいただければと思います。

 

古荘 これ以上参入が増えたら、ライバルが増えるので参入しないでください。え、そういう事じゃないんですか?(笑)。まあ、増えても二極化しますよね。勝つ所は勝つので。

自分が始めたきっかけとしては、「人の人生にダイレクトに関われること」が大きいですね。一番の面白みだと思っています。これから始めようと思っている人も、そこに興味を持っている人ならやるべきかなと思っています。

 

――とはいえ、負ける気はしていないですよね?(笑)

 

古荘 まったく(笑)。有料職業紹介の免許を取りに行った時に、100社ほどいたんですよね。そのうち7割くらいが50代オーバーの方々だったんです。もちろん年齢から来る経験は尊重しますが、自分が負ける気は全然しないですね。

あと、キャリプロさんには本当にお礼申し上げます。皆さんのおかげで、飯を食えています。楽しいですよね、この仕事。こんなに人に会える仕事はなかなかないです。

そうですね、人と会うのが苦痛な人はやらない方がいいと思います。僕は全然ストレスを感じないですね、人がどんどんつながっていく感じはとても好きなので。

 

――目指している月間10人の成約が出た際には、ぜひまたインタビューさせてください!貴重なお話をありがとうございました。

 

前編はこちら

ライター:澤山大輔

 

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