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本日、2020年9月の有効求人倍率が発表されましたのでレポートいたします。
直近では、Go To トラベルキャンペーンに東京都も加わることとなり、Go To Eatで少しずつ飲食店も賑わいを取り戻し始めたこの状況下で、有効求人倍率はどのように変化しているのでしょうか?厚生労働省で発表された資料を報告させていただきます。
2020年9月の一般職業紹介について
2020年9月の一般職業紹介ダイジェスト
- 2020年9月の有効求人倍率は前月比-0.01ポイントとなる1.03倍
- 「正社員」の有効求人倍率は前月比同水準となる0.78倍
- 9月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると17.3%減
正社員有効求人倍率の前月比は6ヶ月連続で1.0倍割れに
- 2020年1月 1.07倍
- 2020年2月 1.05倍
- 2020年3月 1.03倍
- 2020年4月 0.98倍
- 2020年5月 0.90倍
- 2020年6月 0.84倍
- 2020年7月 0.81倍
- 2020年8月 0.78倍
- 2020年9月 0.78倍
2019年12月には1.13倍あった正社員の有効求人倍率も、4月に1.0倍を割り、そこから4ヶ月減少を続け、8月、9月と0.78倍に。
新型コロナウイルス感染症に関連した解雇・雇い止めにあった人数(見込みを含む)は、9月25日時点で6万923人となり、製造業と飲食業でそれぞれ1万人前後に達していると、厚労省が集計していました。
その上、前月に1.82倍と、10ポイント上昇した新規有効求人倍率は、再び前月比17.3 %減となり、いまだコロナの影響を受け続けている結果となりました。
対前年同月比で生活関連サービス業,娯楽業がワースト1位に
9月の新規求人は対前年同月比で17.3%減となり、最も大きく下回った業界を産業別に見ると、生活関連サービス業,娯楽業で32.9%減、次いで宿泊業,飲食サービス業で32.2%減、卸売業,小売業で28.3%減、製造業で26.7%減、運輸業,郵便業で34.6%減となりました。
新規求人が減少する一方で、有効求人は前月比0.9%増となり、有効求職者は4.7%増となりました。
※参照:令和2年10月30日 厚生労働省発表、一般職業紹介状況(令和2年9月分)について
まとめ
本記事では、厚生労働省が2020年10月30日発表した、一般職業紹介状況の中から、主に正社員有効求人倍率についてお伝えしました。
2020年9月の正社員有効求人倍率は0.78倍と、8月と同水準の結果となりました。終息が見えないコロナ禍で、少しずつ減少幅もおさまりを見せ始める結果となりました。
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